エンバイロメントの交換の概要

エンバイロメントの利点の 1 つは、MIDI スタジオを詳細に管理するために「Logic Pro」をカスタマイズできることです。ただし、ほかのミュージシャンとプロジェクトを共有したり、異なるスタジオ設定を使ったりする場合に、問題になることもあります。スタジオを変更した後で以前のプロジェクトに戻る場合も、問題が生じます。「Logic Pro」には、このようなやり取りをできるだけ簡単に行うための機能が用意されています。

異なるプロジェクトとエンバイロメントを交換する場合は必ず、対象のエンバイロメントを含むソースプロジェクトと、交換したエンバイロメントを使うデスティネーションプロジェクトが存在します。デスティネーションのエンバイロメントはメモリ内に置き、アクティブな状態にする(いずれかのウインドウがアクティブである)必要があります。ソースプロジェクトは、メモリに置くことも、ハードディスク(またはそのほかのメディア)上のファイルとして使用することも可能です。以下の点に注意してください:

  • メモリ内に 2 つのプロジェクトを置いた場合は、アクティブなプロジェクトがデスティネーションとして、もう一方のプロジェクトがソースとして扱われます。

  • メモリ内にプロジェクトが 3 つ以上ある場合は、現在アクティブなプロジェクトがデスティネーション、最後にアクティブだったプロジェクトがソースとして扱われます。

  • メモリ内のプロジェクトが 1 つだけの場合は、「開く」ダイアログが表示され、ソースプロジェクトを選択することができます。