メタイベントフェーダー

メタフェーダーは、メタイベントという特殊なイベントを生成します。メタイベントは、「Logic Pro」の特定の機能を制御するために使いますが、MIDI としての意味を持たないので、MIDI アウトプットには送られません。

場合によっては、「スクリーンセットに移動」や「プロジェクトに移動」のように、メタフェーダーをオブジェクトに接続しなくても機能するものがあります。この場合、ケーブルで接続してエンバイロメントでメタイベントを処理すれば、その機能を変更することができます。

ただし、フェーダーの最小値を設定する、トリガ、トランスフォーマーの操作の最小値を設定するなど、大多数のメタイベントでは、使用するオブジェクトとメタフェーダーを接続する必要があります。

以下は、フェーダーで作成される現在実装済みのメタイベントの一覧です:

メタイベント

制御対象となる機能

46

エイリアスを割り当て

49

スクリーンセットに移動

50

プロジェクトに移動

51

マーカーに移動

52

再生を停止

96

フェーダーの最小値を設定

97

フェーダーの最大値を設定

98

フェーダー値を送信せずに設定

99

トリガ:フェーダーから現在の値を再送信します。トリガデータ値を使用して、「ロールオーバーなしでフェーダーを上げる」(127)、「ロールオーバーなしでフェーダーを下げる」(125)、「ロールオーバーありでフェーダーを上げる」(123)、または「ロールオーバーありでフェーダーを下げる」(121)を設定できます。126、124、122、120 では、接続したすべてのフェーダーにトリガイベントが送信されます。

100

テンポコントロール

122

現在のマップ位置(123 で選択)にトランスフォーマーのマップ値を設定

123

トランスフォーマーのマップ位置を選択

124

トランスフォーマーの条件の最大値パラメータがあれば設定(「すべて」に設定されていないすべての条件に適用されます。)

125

トランスフォーマーの条件の最小値パラメータがあれば設定(「すべて」に設定されていないすべての条件に適用されます。)

126

トランスフォーマーの操作の最大値パラメータがあれば設定(「スルー」に設定されていないすべての操作に適用されます。)

127

トランスフォーマーの操作の最小値パラメータがあれば設定(「スルー」に設定されていないすべての操作に適用されます。)

メタイベント 122 〜 127 について詳しくは、メタイベントを使って条件/操作の値を制御するを参照してください。