所定の場所へのバウンスの概要

トラックまたはリージョンを所定の場所にバウンスすれば、作成されたオーディオファイルがオリジナルと同じトラック領域内の位置に配置されます。

所定の場所へのバウンス機能を使う場合、処理できるのはオーディオトラック、ソフトウェア音源トラック、Drummer トラック、またはこれらのトラック上のリージョンです。バウンスするオーディオファイル形式(サンプルレートと分解能)はオーディオ録音のプロジェクト設定によって決まります。

所定の場所へのバウンス機能はフリーズ機能に似ていますが、両者にはいくつかの違いがあります:

  • 両者とも、トラックのすべてのエフェクト(または音源)プラグインをレンダリングすることによって CPU リソースを節約します。

  • フリーズ機能を使うと、元の状態のトラックとオートメーションデータに戻ることができます。この点は所定の場所へのバウンス機能とは異なります。

  • フリーズ機能(32 ビットフロート)を使うと、ボリュームのクリッピングが回避されます。