プログラムチェンジイベント

接続した MIDI デバイスに送信されるプログラムチェンジイベントは、パッチ選択(プリセットまたは設定の選択)に使用します。プログラムチェンジの情報には、シンセサイザーのサウンド、エフェクトユニットのプログラム、自動ミキシングデスクのスナップショットなどがあります。

図。 プログラムチェンジイベントが表示されたイベントリスト。
  • Ch(チャンネル):イベントの MIDI チャンネルです。範囲は 1 〜 16 です。

  • 番号:バンクセレクトです。通常は、バンク・セレクト・メッセージが送信されないことを意味する記号(-)が表示されます。0 〜 126 の番号を割り当てた場合、バンク・セレクト・イベントはプログラムチェンジイベントの前に送信されます。

    バンクセレクトを使うことで、接続中の MIDI キーボードやモジュールの各種サウンドバンク(プリセット、内部、カードなど)にアドレスを指定できます。シンセサイザーは、コントローラ 32 をバンクセレクトとして認識する必要がありますが、この標準をすべてのメーカーが採用しているわけではありません。

    バンクセレクトに問題がある場合、シンセサイザーのマニュアルを参照し、シンセサイザーがバンク・セレクト・コマンドに応答しているかどうか、またどのように応答しているかを確認してください。

  • 値:0 〜 127 のプログラム番号です。

    • 一部のメーカー(YAMAHA など)では、デバイスのプログラムに 0 〜 127 ではなく 1 〜 128 の番号を付けています。お使いのデバイスの番号体系がこれに該当する場合、プログラムチェンジイベントを追加または変更するときに、デバイスに表示されたプログラム番号から 1 を引く必要があります。

    • ほかのメーカーでは、さまざまな方法を用いて、内部メモリ領域をグループ(つまりバンク)やサウンドに分割しています。最も一般的なのは、8 つに分けた各グループに 8 つのサウンドを含めて、グループとサウンドのそれぞれに 1 〜 8 の番号を振る方法です。このタイプのデバイスでは、11 〜 88 の格納領域をアドレス指定する方法で、0 〜 63 のプログラム番号に対応します。このようなデバイスのマニュアルには、対応表があるはずなので、それを参考にできます。

参考: お使いのデバイスに応じて、「Logic Pro」が送信するバンク・セレクト・メッセージのタイプを変更できます。詳しくは、カスタムのバンクセレクトを参照してください。