メタイベント

メタイベントとは、「Logic Pro」固有のコントロールメッセージです。このイベントは、特定の機能を自動化する場合や、MIDI イベントでは表現できないスコアエディタの要素(特殊な記号や書式)を整理して並べる場合に利用します。

図。 メタイベントが表示されたイベントリスト。

「番号」列の値はメタイベント機能を規定し、「値」列の値は送信する値を規定します。イベントリストでは、以下の列の値の挿入および編集だけを行うことを強くお勧めします。

  • Ch(チャンネル):イベントの MIDI チャンネルです。範囲は 1 〜 16 です。

  • 番号= 47(MIDI にバイトを送信):トラック音源でバイト値(「値」)が 0 〜 255($00 〜$FF)であれば送信します。たとえば、バイト値 246 を送信した場合、これは MIDI チューニング・リクエスト・メッセージに相当します。ディスプレイには、「Send Byte $F6」と表示されます。メタイベントは、操作内容に関する知識がある場合にのみ利用してください。サウンドモジュールやシンセサイザーの動作不良につながる可能性があります。

  • 番号= 48(スイッチフェーダー):ケーブルスイッチャーで特定の出力番号(「値」)に MIDI イベントを送信します。まず対象となるケーブルスイッチャーとトラック音源をケーブル接続する必要があります。ケーブルスイッチャーの詳細については、ケーブルスイッチャーを参照してください。

  • 番号= 49(スクリーンセットに移動):このイベントはスクリーンセットを選択します。「値」はスクリーンセット番号を規定します。

  • 番号= 50(プロジェクトの選択):このイベントは MIDI データファイラーまたはプレーヤー上のプロジェクトを切り替えます。「値」は保存したプロジェクト番号を規定します。

  • 番号= 51(マーカーに移動):このイベントが送信されると、再生は別のマーカーにジャンプします。「値」はマーカー番号を規定します。

  • 番号= 52:このメタイベントは再生を停止します。

メタイベントは、エンバイロメントのフェーダーオブジェクトでも生成できます。エンバイロメントの概要を参照してください。