オーディオファイルをフェードする

オーディオ・ファイル・エディタでは、オーディオファイルの全体または選択範囲に対してフェードインまたはフェードアウトを破壊的に適用できます。変更内容はファイルに書き込まれます。

フェードイン：選択範囲の開始位置の音量を 0 に設定します。フェードインは、選択範囲の長さだけ適用されます。
フェードアウト：選択範囲の終了位置の音量を 0 に設定します。フェードアウトは、選択範囲の長さだけ適用されます。

フェードインまたはフェードアウトの時間は、オーディオファイル内の選択範囲によって決まります。

フェードインまたはフェードアウトを作成する

オーディオファイルの一部を選択し、フェードインまたはフェードアウトを適用する領域の長さを指定します。
以下のいずれかの操作を行います：
- フェードインを作成するには：オーディオ・ファイル・エディタのメニューバーで「機能」＞「フェードイン」と選択します（デフォルトのキーコマンドは Control ＋ I キーです）。
- フェードアウトを作成するには：オーディオ・ファイル・エディタのメニューバーで「機能」＞「フェードアウト」と選択します（デフォルトのキーコマンドは Control ＋ O キーです）。

ヒント： 「無音」機能（オーディオファイルをトリムする／無音にするを参照）を使って無音パッセージからバックグラウンドにある不要なノイズを削除した場合は、無音の開始位置と終了位置にわずかな音量の段差が生じます。このような場合、信号の開始位置の周り（前後）を拡大表示して選択し、「フェードイン」機能を実行します。

フェードのカーブを調整する

オーディオ・ファイル・エディタのメニューバーで「機能」＞「設定」と選択して、「機能の設定」ウインドウを開きます。
「カーブ」値を編集し、フェードインまたはフェードアウトのカーブ形状を変更します。
S 字カーブを作成したい場合は、「S 字カーブ」チェックボックスを選択します。

これらの設定は、「Logic Pro X」の終了時に自動的に環境設定に保存され、すべてのプロジェクトに適用されます。

ヒント： メインウインドウのフェードツールには、柔軟で非破壊的なフェードオプションがあります。詳しくは、フェードを作成するを参照してください。