サラウンド・バウンス・ファイルのエンコーダ

「Logic Pro X」のサラウンドバウンスはエンコードされていません。サラウンド・バウンス・ファイルは「Compressor」アプリケーション(Mac App Store から購入可能)またはその他のソフトウェアか専用ハードウェアデバイスでエンコードできます。

一般的なサラウンド・エンコード・フォーマットには以下のものがあります:

  • Dolby Digital:Dolby Digital(AC3 とも呼ばれます)には LFE チャンネルがあります。これは圧縮されたフォーマットで、DVD、地上デジタルテレビ放送または衛星デジタルテレビ放送で一般的に使用されます。コンピュータ・ゲーム・サウンドトラックにも幅広く使用されます。

  • Dolby Digital True HD:圧縮(または最小限に圧縮)された高ビットレートのフォーマットで、Blu-ray ディスクや、ハイビジョンの地上デジタルテレビ放送または衛星デジタルテレビ放送で一般的に使用されます。

  • SACD(Super Audio Compact Disc):Sony と Philips が共同開発した DVD-A の一種です。SACD オーディオは、Direct Stream Digital と呼ばれるフォーマット(サンプリングレート 2.8224 MHz)で保存されます。SACD ディスクにはステレオミックスを収録する必要がありますが、通常は 5.1 ミックスも収録できます(オプション機能)。

  • Pro Logic II:Pro Logic II では、初期の Pro Logic(LCRS)フォーマットと異なり、2 つのフルレンジ・リア・チャンネルが使用されます。ただし、LFE チャンネルは使用されません。つまり、5.0 フォーマットなので、Pro Logic II サウンドトラックを配信するために必要な操作は、「Logic Pro X」で LFE チャンネルを無効にするだけです。

  • DTS(Digital Theater Systems):サウンドトラックのサウンドは Dolby Digital EX のサウンドよりも高品質です。これは、Dolby が使用する圧縮比は 3:1 ですが、サウンドトラックが使用する圧縮比は 12:1 であるためです。圧縮率が低いほど、配信メディア上に必要な保存領域が増えます。

  • DTS HD Master Audio:圧縮(または最小限に圧縮)された高ビットレートのフォーマットで、Blu-ray ディスクや、ハイビジョンの地上デジタルテレビ放送または衛星デジタルテレビ放送で一般的に使用されます。