エンバイロメントを読み込む
エンバイロメントのパッチを使って「Logic Pro」にエンバイロメントを読み込むことができます。単一用途のエンバイロメントのパッチには、特定の MIDI 機能用のエディタや、単一の MIDI 処理タスク(たとえば MIDI LFO)用のエンバイロメント、アルペジエータ/ディレイラインの複合設定などがあります。
単一レイヤーに含まれるエンバイロメントのパッチを読み込む
「オプション」>「エンバイロメントを読み込む」>「レイヤー」と選択し、表示されたダイアログでレイヤーを選択します。
このレイヤー(レイヤー上のすべてのオブジェクトを含む)がデスティネーションプロジェクトに挿入されます。挿入場所は、ソースプロジェクト上と同じレイヤー位置(「レイヤー」ポップアップメニューの同じ場所)となります。既存のレイヤーは、必要に応じて移動します。
また、ドラッグ操作やコピー&ペーストにより、エンバイロメントオブジェクト(ケーブル接続を含む)を別のプロジェクトに移動することも可能です。この操作をさらに簡易化するために、オブジェクトを組み合わせてマクロを作成することができます。
「エンバイロメント」ウインドウの複数のレイヤーからエンバイロメントのパッチを読み込む
「オプション」>「エンバイロメントを読み込む」>「結合」と選択します。
ソースプロジェクトのすべてのエンバイロメントオブジェクトが、デスティネーションプロジェクトのエンバイロメントに追加されます。結合されたオブジェクトはソースと同じレイヤーに置かれます。このため、デスティネーションプロジェクト内でそのレイヤーにすでにオブジェクトがある場合には、乱雑に見える可能性があります。この問題を避けるには、(デスティネーションプロジェクトで)ソースと同じ位置に空のレイヤーを作成してから、読み込みを行います。
この方法でエンバイロメントのパッチを読み込む場合は、以下の点に注意してください:
フィジカルインプットオブジェクトやシーケンサーインプットオブジェクトなどエンバイロメント固有のオブジェクトを読み込むと、デスティネーションのエンバイロメントでこれに相当するオブジェクトが置き換えられて、接続されたケーブルはすべて失われます。このような場合は、ソースのエンバイロメントからこれらを一時的に削除してから読み込みを行うのが最善の方法です。
オブジェクトを読み込むと、読み込んだオブジェクトから接続されているオブジェクトもすべて読み込まれます。