フェーダーのスタイル
フェーダーには、アイコンの下にそのスタイルが表示されます。スタイルを変えるには、現在のスタイル名を選択して、ポップアップメニューから新しいスタイルを選択します。
フェーダーのスタイルは通常、機能には影響しません。オブジェクトの用途に適したスタイルを選択してください。
フェーダーのスタイルのいくつかを説明します。
-
縦/ミュート:「縦 4」フェーダースタイルに「ミュート」ボタンを追加したものです。
「ミュート」ボタンをクリックすると、出力定義に一致するイベント(値 0)がフェーダーから送られます。
フェーダーの動作は、「ミュート」ボタンがオンの間は送られません。
「ミュート」ボタンをオフにすると、現在のフェーダーの値が送信されます。
-
ボタン:ボタンスタイルのフェーダーから送られる値は、その範囲の下限値と上限値の 2 つです。範囲パラメータで下限と上限が同じ値に設定されている場合は、ボタンをクリックするごとにその値が送信されます。
-
テキスト:テキストフェーダーは数値フェーダーと同じように機能しますが、MIDI の 128 の各値(0 〜 127)のテキストを表示します。テキストフェーダーの表面をダブルクリックすると、「テキストフェーダー」ウインドウが開きます。
このウインドウ内をクリックすると、その位置に対応するフェーダー値が送信されます。(「マルチインストゥルメント」ウインドウのプログラムを名前で選択するのに似ています。)
新規テキストを入力するときは、ウインドウ内でその位置をダブルクリックします。テキスト・スタイル・フェーダーを作成すると、デフォルトではそのテキスト位置に数値が入ります。この機能を使用すると、数値スタイルのフェーダーに色付きの背景を加えることができます。
「テキストフェーダー」ウインドウで次のパラメータを変更できます:
-
「オプション」ポップアップメニュー:「カット」、「コピー」、および「ペースト」機能を使用できます。これらの操作を使用して名前のリスト全体をテキストエディタへ送ると、編集作業が便利になります。
空の行(およびスペースのみの行)は無視されます。
リストに空の個所を挿入するには、Option +スペースバーを押します。
「メニューとして機能」チェックボックス:フェーダーをポップアップメニューのように使用できます。選択を解除すると、テキストフェーダーはスクロールメニューのように動作します。
-
テキストフェーダーの範囲:テキストスタイルのフェーダーオブジェクトに入力できる名前の数を指定します。この範囲を 0、1 に設定すると、入力できる値は 2 つだけになります。
テキストフェーダーに設定する範囲は、メモリを節約するためにも、常に必要な最小限の範囲にしてください。いずれの場合も、最初の名前が範囲の下限値(0 とは限りません)に、最後の名前が上限値(127 とは限りません)に対応します。
(MIDI インプットが)範囲外の値をテキストフェーダーに送信すると、範囲より下の値には「---」、上の値には「+++」が表示されます。フェーダーの範囲が 0、1 のときは例外です。この場合は、1 より大きい値はすべて値 1 の名前が表示されます。