マスタートラックを使って作業する

各 Logic Pro プロジェクトにはマスタートラックがあります。マスタートラックは、トラック領域で最後のトラックの下に表示されます。マスタートラックのマスター音量のオートメーションを編集したり、サブトラックの共有エフェクトのオートメーションを編集したりすることができます。

マスタートラックは Track Stack です。ステレオプロジェクトの場合、メイントラックは「Logic Pro」>「環境設定」>「オーディオ」>「I/O 割り当て」>「出力」で選択したステレオ出力(通常は「出力 1-2」)に割り当てられます。サラウンドプロジェクト(1 つ以上のチャンネルストリップがサラウンドにルーティングされている)の場合、メイントラックはマスター・チャンネル・ストリップ(合計のサラウンド信号を処理するプラグインの接続先)に割り当てられます。すべての共有エフェクト Aux チャンネルストリップ(入力にバスを使う Aux。信号はセンドを通じて送られます)は自動的にサブトラックとして追加されます。マスタートラックに変更を加えると、プロジェクトのすべての出力トラックと、すべてのエフェクト・オグジュアリー・トラックに影響します。

マスタートラックでは、メイントラックとサブトラックのどちらにもオーディオまたは MIDI リージョンが含まれません。ただし、オートメーションデータは含まれる場合があります。

ミキサーのマスター・チャンネル・ストリップについて詳しくは、チャンネルストリップのタイプを参照してください。トラックのオートメーションについて詳しくは、オートメーションの概要を参照してください。

マスタートラックを表示する

  • トラック領域のメニューバーで、「トラック」>「マスタートラックを表示」と選択します。

    マスタートラックは、トラック領域で最後のトラックの下に表示されます。

    図。 マスタートラック

マスター音量のオートメーションカーブを編集する

  1. トラック領域にマスタートラックを表示します。

  2. トラック領域のメニューバーで、「表示」>「トラックオートメーション」と選択します。

  3. マスター・トラック・ヘッダで、メイントラックの「オートメーション」ポップアップメニューから「Volume」を選択します。

  4. マスター音量カーブのオートメーションの制御点を追加および編集します。

    図。 マスター音量カーブのオートメーションが表示されたマスタートラック。

マスタートラックのサブトラックを表示する/隠す

  • メイントラックのトラックアイコンの左側にある開閉用三角ボタンをクリックします。

    図。 開いているマスタートラック。Aux サブトラックが表示されている。

マスタートラックのサブトラックを表示したら、自動化する共有エフェクトのパラメータを選択して、オートメーションポイントを記録および追加し、オートメーションを編集して共有エフェクトのパラメータを制御することができます。

コントロールバーにある「マスター音量」スライダを使って、基本再生ボリュームを設定できます。このスライダは、ミキサーのマスター・チャンネル・ストリップに対応しており、プロジェクト全体のマスター音量コントロールとして機能します。詳しくは、プロジェクト全体の音量を制御するを参照してください。