サウンドトラックの概要
新しいビデオサウンドトラックを作成する場合の作業は、Logic Pro X プロジェクトを操作する場合と同様です。オーディオパートと音源パートの読み込みや録音、アレンジ、エフェクト処理と、音楽、台詞およびサウンドエフェクト(効果音)のステレオまたはサラウンドフォーマットでのミックスができます。
既存のムービーのサウンドトラックを読み込んで、「Logic Pro X」で編集したり加工したりしてから、元のムービーファイルに書き出すこともできます。ムービーのオーディオトラックを使用するを参照してください。
ビデオまたは映画を使用する場合の主な違いは、映像と音声を同期する必要があることです。「Logic Pro X」ではいくつかの同期プロトコルがサポートされるため、すべての標準フレームレートのビデオを操作できます。同期の概要を参照してください。
ローカル接続/ネットワーク接続されたハード・ドライブに保存されているビデオファイルを使用したり、同期している外部のビデオまたは映画編集/再生ハードウェアを使って作業したりできます。
ディスクベースのビデオの使用をお勧めします。「Logic Pro X」でビデオを表示でき、1 つのシーンから別のシーンに移動する場合にハードウェアが「追いつく」まで待つ必要がないからです。「Logic Pro X」または QuickTime のトランスポートコントロールや移動コントロールでプロジェクト/ビデオ内を移動すると、読み込んだビデオと「Logic Pro X」が「フレームロック」されます。ムービーをプロジェクトに追加するを参照してください。
QuickTime ビデオには内部の SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)タイムコードが埋め込まれています。SMPTE タイムコードは、24 時間を範囲とする絶対時間タイムコードです。時間、分、秒、フレーム、サブフレーム単位で表示されます。「Logic Pro X」は SMPTE タイムコードを認識し、MTC(MIDI タイムコード)に変換します。MTC は SMPTE タイムコードの MIDI 版に相当するものです。「Logic Pro X」ではさまざまなビデオ・フレーム・レートが自動的に解釈されます。MTC の解釈を参照してください。