グローバルトラックの概要
「Logic Pro」には、プロジェクト全体のさまざまな側面の制御に使用できるグローバルトラックのセットが含まれています。グローバルトラックは、トラック領域および時間ベースのエディタ(オーディオ・トラック・エディタ、ピアノ・ロール・エディタ、ステップエディタなど)に表示できます。グローバルトラックの表示操作を行うと、それらのトラックが該当する領域のルーラの下に現れます。
デフォルトでは、利用できるグローバルトラックは以下の通りです:
アレンジメント・トラック:アレンジメントマーカーが含まれます。アレンジメントマーカーを移動、コピー、編集することによって、プロジェクトをすばやく組み立て直すことができます。詳しくは、アレンジメントマーカーを追加するおよびアレンジメントマーカーを編集するを参照してください。
「テンポ」トラック:プロジェクトのテンポと、プロジェクトでのすべてのテンポチェンジが表示されます。詳しくは、「テンポ」トラックの概要を参照してください。
「トランスポーズ」トラック:トランスポーズイベントが含まれます。トランスポーズイベントを使用すると、プロジェクトの一部をトランスポーズしてピッチを上げ下げできます。トランスポーズは MIDI リージョンや Apple Loops に影響し、オーディオリージョンに影響を与えることもあります。詳しくは、トランスポーズの概要を参照してください。
ムービートラック:QuickTime ムービーのフレームが、ルーラと同期したサムネールとして表示されます。映画用の音楽作りに使用します。ムービーのカットは、自動的に検出され、マーキングされます。詳しくは、「ムービー」トラックについてを参照してください。
「詳細」環境設定パネルで「詳細ツールを表示」が選択されているときは、以下の追加のグローバルトラックを使用できます:
「マーカー」トラック:プロジェクトの小節位置やパートを示すのに使用するマーカーが表示されます。マーカーの長さ、テキスト、および色は自由に編集できます。詳しくは、マーカーの概要を参照してください。
「キー/拍子」トラック:プロジェクトの基本の拍子とキー、および拍子とキーの変更が表示されます。詳しくは、拍子とキーの概要を参照してください。
「ビートマッピング」トラック:厳密なテンポに従わない録音に合わせるため、録音のリズム感を変えることなく、テンポを調整する場合に使います。詳しくは、ビートマッピングの概要を参照してください。