ピーク・レベル・ディスプレイと信号のクリッピング

ピーク・レベル・ディスプレイは、レベルメーターの上にある数値ディスプレイです。再生中に値がアップデートされ、記録されたピークレベルが表示されます。信号を最後まで再生し終えると、最も高かったピークレベルが表示されたままになるので、音量フェーダーを調整する目安になります。

図。 ピーク・レベル・ディスプレイに表示された信号のクリッピング。

出力チャンネルストリップに送られた信号の音量が大きすぎて、正確に再現できる限界を超えると、信号クリッピングが生じ、音が歪みます。信号にクリッピングが生じると、ピーク・レベル・ディスプレイに表示される値が赤く点灯します。ピーク・レベル・ディスプレイのこの部分を、クリップインジケータと呼びます。

参考: 個々のチャンネルストリップでクリッピングが生じていても、出力チャンネルストリップ(シグナルフローに含まれるすべてのチャンネルストリップのレベルが合計されます)でクリッピングが生じていない限り、問題はありません。

クリッピングを防止するには、ピーク・レベル・ディスプレイに赤色で表示されている値まで音量フェーダーを下げる必要があります。詳しくは、チャンネルストリップの音量レベルを設定するを参照してください。

クリッピングを防止する

  1. ピーク・レベル・ディスプレイに表示される値を確認します。

    図。 ピーク・レベル・ディスプレイに表示された信号のクリッピング。

    図では、音量フェーダーが 2.2 dB に設定されているときに、ピーク・レベル・ディスプレイに「1.7 dB」と表示されています。

  2. 音量フェーダーを下にドラッグして、値を 0.5 程度低くします。

ヒント: ミックス全体では音量フェーダーの値を- 1.2 にすると最適に聴こえるのに、再生中にクリップが 1 回のみ 0.3 dB だけ発生するといったことがあるかもしれません。この場合は心配はいりません。目で確認したことよりも耳で判断した方を優先してください。

すべてのクリップインジケータをリセットする

  • いずれかのクリップインジケータをクリックします(または、「オーディオチャンネル表示のオーバーロード情報を消去」キーコマンドを使います)。