マルチ出力音源を使う

ミックスにマルチ出力音源を使う場面は 2 つあります。

  • ドラムキットなどに含まれる各サウンドを別々のエフェクトで処理するとき

  • 個別のソフトウェア音源出力をオーディオインターフェイスの別々の出力にルーティングするとき

「Logic Pro」は、Drum Kit Designer、EXS24 mkII、Ultrabeat、およびすべての Audio Unit 音源のマルチ出力をサポートしています。音源スロットのプラグインのポップアップメニューには、モノラルバージョンおよびステレオバージョン以外に、1 つまたは複数のマルチ出力オプションが表示されることがあります。

図。 音源スロットのポップアップメニュー。EXS24 のマルチ出力オプションが表示されている。

参考: 一部の音源にはマルチ出力オプションがありません。

マルチ出力音源を挿入して設定する

  1. 対応する音源スロットをクリックしたまま、ポップアップメニューからマルチ出力のインスタンスを選択します。

    マルチ出力音源の最初の 2 出力は、プラグインを挿入した音源チャンネルストリップで必ずステレオペアとして再生されます。その他の出力(3、4、5、6 など)には、Aux チャンネルストリップからアクセスします。

  2. プラグインウインドウで、各サウンドやサンプルに対して出力ルーティングを設定します。通常は、「Main」、「3-4」、「5-6」などの項目が含まれるポップアップメニューを使って設定します。

    図。 音源の出力ポップアップメニューが表示されている Ultrabeat プラグインウインドウ。
  3. ミキサーで、マルチ出力音源を挿入した音源チャンネルストリップの追加(+)ボタンをクリックします。

    図。 音源チャンネルストリップの追加ボタン。

    参考: 追加(+)ボタンは、マルチ出力音源のチャンネルストリップにのみ表示されます。

    マルチ出力音源チャンネルストリップの右側に Aux チャンネルストリップが作成されます。この新しいチャンネルストリップを使ってサウンドを分離させてルーティングし、個別にミキシングおよび処理できます。

    図。 Ultrabeat マルチ出力音源に割り当てられた Aux チャンネルストリップ。
  4. 追加(+)ボタンを繰り返しクリックして、音源プラグインで利用できるすべてのステレオ出力またはモノラル出力の Aux チャンネルストリップを追加します。

    Aux チャンネルストリップは、マルチ出力音源で使用する出力数に必要なだけ作成するようにしてください。

    マルチ出力音源に 1 つでも Aux チャンネルストリップを作成すると、追加(+)ボタンの横に削除(-)ボタンが表示されます。

    Aux チャンネルストリップを取り除くときは、削除(-)ボタンをクリックします。