ミックスのサブグループを作成する

複数のチャンネルストリップをグループ化して、単一のバス経由で単一の Aux チャンネルストリップにルーティングできます。これにより、グループ全体を 1 セットのコントロールで操作できます。

たとえば、ミックスに複数のドラムトラックが含まれていて、これらを 1 セットのチャンネル・ストリップ・コントロールでまとめて操作したい場合や、ドラムキット全体にコンプレッサを適用したい場合があるかもしれません。このような場合は、各ドラムトラックを同じバスに送ることで、それらのトラックの信号を同じ Aux チャンネルストリップに送ることができます。これに加えて、複数のボーカルトラックを別の Aux チャンネルストリップにルーティングし、ボーカルトラックのチャンネルストリップを別途まとめて操作することもできます。最後は、2 つのサブグループ(ドラムとボーカル)を同じ出力先に送ることも、別々の出力先に送ることもできます。

参考: Aux チャンネルストリップをサブグループとして使う方法と、ミキサーグループを使って作業する方法には、いくつかの類似点があります。たとえば、グループまたはサブグループのプロパティを 1 セットのチャンネル・ストリップ・コントロールで制御できる点です。ただし、ミキサーグループは、チャンネルストリップのシグナルフローではなく、グループ・プロパティを制御するために使う点が異なります。

Aux チャンネルストリップを使ってサブグループを作成する

  1. 以下いずれかの操作を行って、複数のチャンネルストリップを選択します:

    • Shift キーを押しながら、グループにするチャンネルストリップを選択します。

    • チャンネルストリップの背景をドラッグします(複数のチャンネルストリップの「Inserts」や「I/O」などの文字の上を横方向にドラッグします)。

  2. 選択したチャンネルストリップの出力スロットをクリックしたまま、ポップアップメニューからバスを選択します。

    選択したすべてのチャンネルストリップの出力スロットに、選択したバスが反映されます。選択したバスが別のチャンネルストリップの入力ソースとしてすでに使用されている場合を除いて、新しい Aux チャンネルストリップが作成されます。この Aux チャンネルストリップの入力スロットには、選択したバス経由のチャンネル・ストリップ・シグナル・フローが入力されます。

  3. Aux チャンネルストリップの出力スロットをクリックしたまま、メインミックスの出力先を選択します。

  4. Aux チャンネルストリップのコントロールを使って、インサートを追加する、音量やパンを設定するなど、サブミックスを処理します。