プロジェクトを作成する

「Logic Pro」で作業を開始するには、新しいプロジェクトを作成します。プロジェクト選択ウインドウで、新しいプロジェクトを作成するときのたたき台にするテンプレートを選択できます。

プロジェクトはそれぞれ、テンポ、拍子、キーなどのプロジェクトプロパティを持ちます。プロジェクトの作成時にプロジェクト選択ウインドウで一部のプロジェクトプロパティを編集できます。プロジェクトプロパティは後で作業中に変更することもできます。プロジェクトプロパティについて詳しくは、プロジェクトプロパティの概要を参照してください。

「詳細」環境設定パネルで「詳細ツールを表示」が選択されている場合は、プロジェクトファイルとプロジェクトで使用される素材やその他のファイル(オーディオファイル、インパルスレスポンス、サンプル音源、Ultrabeat サンプルなど)用のサブフォルダを含むプロジェクトフォルダを、自動的に作成することを選択できます。

新しいプロジェクト用のプロジェクトフォルダを作成すると、プロジェクトファイルはプロジェクトフォルダに保存され、「保存」ダイアログで選択したファイルタイプはプロジェクトフォルダ内の対応するサブフォルダに保存されます。

プロジェクトを作成する

  1. 「ファイル」>「新規」と選択します(または Command + N キーを押します)。

  2. プロジェクト選択ウインドウの左側のリストでオプションを選択します:

    図。 「空のプロジェクト」が選択されているプロジェクト選択ウインドウ。
    • 利用可能なすべてのプロジェクトテンプレートを表示するには:「新規プロジェクト」をクリックします。

    • 最近開いたプロジェクトを表示するには:「最近使った項目」をクリックします。

    • ユーザ作成のテンプレートを表示するには:「マイテンプレート」をクリックします。

  3. 作成するプロジェクトのタイプを選択します。

  4. プロジェクト設定を編集する場合は、プロジェクト選択ウインドウの左下にある「詳細」三角ボタンをクリックして、以下のいずれかの操作を行います:

    図。 プロジェクト選択ウインドウの下半分の詳細、プロジェクトプロパティの設定。
    • プロジェクトのテンポを設定するには:「テンポ」スライダをドラッグするか、「テンポ」フィールドにテンポを入力するか、「タップテンポ」ボタンを何回かクリックします。

    • プロジェクト内のリージョンがミュージックグリッドを使用するように設定するには:「ミュージックグリッドを使用」チェックボックスを選択します。

    • キーを設定するには:「キー」ポップアップメニューからキーを選択して、「メジャー」または「マイナー」をクリックします。

    • 拍子を設定するには:矢印をクリックして拍数を変更するか、拍子をダブルクリックして新しい拍子を入力します。

    • オーディオ入力を設定するには:「オーディオ入力」ポップアップメニューから入力ソースを選択します(オーディオトラックのみ)。

    • オーディオ出力を設定するには:「オーディオ出力」ポップアップメニューから出力(デバイス)を選択します。

    • プロジェクトのサンプルレートを設定するには:「サンプルレート」ポップアップメニューからサンプルレートを選択します。

    • プロジェクトのフレームレートを設定するには:「フレームレート」ポップアップメニューからフレームレートを選択します。

    • サラウンドプロジェクトのサラウンドフォーマットを設定するには:「サラウンドフォーマット」ポップアップメニューからサラウンドフォーマットを選択します。

  5. 「選択」をクリックします。

    新しいプロジェクトが開きます。

プロジェクトを作成すると、自動的に保存されます。プロジェクトをはじめて閉じるか、「Logic Pro」を閉じるか、またはプロジェクト代替バージョンを作成すると、「保存」ダイアログが表示され、プロジェクトの名前と場所を設定できます。「詳細」環境設定パネルで「詳細ツールを表示」が選択されている場合は、プロジェクトを単一ファイル(パッケージ)またはフォルダとして保存するかを選択し、どの素材をプロジェクトに保存するか選択することもできます。プロジェクトの保存について詳しくは、プロジェクトを保存するを参照してください。

空のデフォルトプロジェクトを作成する

  • Option キーを押したまま、「ファイル」>「新規」と選択します。

「Logic Pro」の起動時に自動的にプロジェクトを作成するように設定することもできます。「Logic Pro」>「環境設定」>「一般」>「プロジェクト処理」パネルで、起動時のアクションを選択します。詳しくは、「プロジェクト処理」環境設定を参照してください。