プロジェクトを開く
既存のプロジェクトの作業を再開するときは、プロジェクトを開きます。一度に複数のプロジェクトを開いて、プロジェクト間でデータをコピーまたは移動したり、1 つのプロジェクトの複数のバージョンを比較したりすることもできます。
旧バージョンの「Logic Pro」で作成されたプロジェクトを開く
Logic Pro 5 以降で作成されたプロジェクトを開くことができます。「Logic Pro X」で保存されたプロジェクトには、旧バージョンの「Logic Pro」との下位互換性はありません。
旧バージョンの「Logic Pro」で作成されたプロジェクトを開くと、Logic Pro X プロジェクトに変換されます。「保存」ダイアログで、変換されたプロジェクトをプロジェクトパッケージまたはプロジェクトフォルダのどちらで保存するかを選択できます。
プロジェクトパッケージ:プロジェクト素材は、「保存」ダイアログで選択した素材タイプに応じて、プロジェクトパッケージにコピーされるか別の場所から参照されます。デフォルトでは、変換されたプロジェクトは既存のプロジェクトフォルダ(存在する場合)に保存されます。
プロジェクトフォルダ:プロジェクト素材は、「保存」ダイアログで選択した素材タイプに応じて、プロジェクトパッケージの適切なサブフォルダにコピーされるか別の場所から参照されます。デフォルトでは、既存のプロジェクトフォルダとサブフォルダ(存在する場合)が使用され、プロジェクト素材用に追加サブフォルダが必要な場合は作成されます。
重要: Logic Pro X プロジェクトとして保存されたプロジェクトは、旧バージョンの「Logic Pro」では開けません。
「Logic Pro」の起動時に自動的にプロジェクトを開くように設定できます。「Logic Pro」>「環境設定」>「一般」>「プロジェクト処理」パネルで、起動時のアクションを選択します。詳しくは、「プロジェクト処理」環境設定を参照してください。
既存のプロジェクトを開く
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「ファイル」>「開く」と選択します(または Command + O キーを押します)。
別のプロジェクトがすでに開いている場合は、開いているプロジェクトを閉じるかどうかを尋ねるダイアログが表示されます。「Logic Pro」>「環境設定」>「一般」>「プロジェクト処理」パネルで、このダイアログを表示しないように設定できます。
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特定のファイルタイプだけを表示したい場合は、「ファイルタイプ」ポップアップメニューでファイルタイプを選択します:
すべての Logic 書類:「Logic Pro」でサポートされるすべてのタイプの書類が表示されます。
Logic プロジェクト:現在または以前のバージョンの「Logic Pro」で作成されたプロジェクトが表示されます。
GarageBand プロジェクト:「GarageBand」で作成されたプロジェクトが表示されます。
MIDI ファイル:フォーマット 0 または 1 のスタンダード MIDI ファイルが表示されます。
AAF ファイル:AAF(Advanced Authoring Format)ファイルが表示されます。AAF は、「Pro Tools」など、ほかの DAW アプリケーションで使用されるファイルフォーマットです。
XML(Final Cut Pro):「Final Cut Pro X」でサポートされる XML ファイルが表示されます。
ファイルを選択して、「開く」をクリックします。
Logic Pro プロジェクト(または MIDI ファイル)を Dock の「Logic Pro」アイコンの上にドラッグして、プロジェクト(またはファイル)開くこともできます。
最近開いたプロジェクトを開く
以下のいずれかの操作を行います:
「ファイル」>「最近使った項目を開く」と選択して、プロジェクトを選択します。
プロジェクト選択ウインドウで、「最近使った項目」をクリックして、プロジェクトをダブルクリックします。
「メニューを消去」を選択すると、「最近使った項目を開く」サブメニューのすべての項目が消去されます。
ヒント: 「Logic Pro」の起動時に、最後に開いていたプロジェクトを自動的に開くことができます。「Logic Pro」>「環境設定」>「一般」>「プロジェクト処理」で「起動時のアクション」を「最後に使ったプロジェクトを開く」に設定します。
複数のプロジェクトを開く
1 つのプロジェクトを開いてから、ほかのプロジェクトを開きます。
表示されるダイアログで、「閉じない」をクリックします。
開いている複数のプロジェクトを切り替える
「ウインドウ」メニューの下部でプロジェクト名を選択します。アクティブなプロジェクトにはチェックマークが付いています。