「MP3」環境設定
「MP3」環境設定は、「詳細」環境設定で「詳細ツールを表示」が選択されている場合にのみ表示されます。
「ビットレート(モノラル)」/「ビットレート(ステレオ)」ポップアップメニュー: 32 kbps ~ 320 kbps のビットレートを選択できます。デフォルトは 80 kbps モノラルおよび 160 kbps ステレオです。 これらのビットレートでは、比較的良好な音質と高いファイル圧縮率が得られます。ファイルサイズが大きくなってもかまわない場合は、モノラルストリームの場合は 96 kbps に、ステレオストリームの場合は 192 kbps に設定することをお勧めします。このように設定すると、オーディオの品質が良くなります。もっと高いレートを選択してもかまいませんが、96/192 kbps 以上のビットレートにしても音質はそれほど変わりません。
「可変ビットレート(VBR)のエンコーディングを使用」チェックボックス: 可変ビットレート(VBR)のエンコーディングでは、単純なパッセージの圧縮率を上げ、音楽の情報量の多いパッセージの圧縮率を下げるため、一般的により高品質な MP3 になります。 ただし MP3 プレーヤーによっては VBR でエンコーディングされた MP3 を正確にデコードできないことがあるため、このオプションはデフォルトでは選択されていません。想定しているリスナーが VBR でエンコーディングされた MP3 ファイルを正しくデコードできると分かっている場合は、このチェックボックスを選択してください。
「音質」ポップアップメニュー: この設定は可能な限り「最高」に設定してください。設定を下げると変換速度は向上しますが、音質が低下します。 このオプションは、「可変ビットレート(VBR)のエンコーディングを使用」チェックボックスが選択されているときにだけ選択可能になります。
「最高のエンコーディングを使用」チェックボックス: このオプションの選択を解除すると、エンコーディングの処理速度は向上しますが、音質は下がります。変換に時間をかけられない事情がある場合を除き、選択は解除しないでください。
「10Hz 未満の周波数をフィルタリング」チェックボックス: 10 Hz 未満の周波数が削除されます。これにより、人間の可聴帯域の周波数で利用できるデータ帯域幅が若干増えるため、音の感性品質が改善されます。 この周波数帯は通常はスピーカーでは再生されず、人間の耳では聴き取ることができません。サブソニック・テスト・トーンの実験を行ったり、鯨に聴かせる MP3 を作成したりする場合でもない限り、このオプションの選択は解除しないでください。
「ステレオモード」ポップアップメニュー: 「ジョイントステレオ」または「標準」を選択します。 オリジナルファイルの状態によっては、これらパラメータの違いを聴き取ることができない場合もあります。両方の設定を試して、好みに合った方を選択してください。