「録音」設定
「録音」設定を使って、録音モード時の動作を決めることができます。
「詳細」環境設定で「詳細ツールを表示」が選択されている場合は、以下のものが表示されます:
-
「開始時の動作」ボタン:録音を開始するときのカウントインまたはプリロールを選択します。
カウントイン:オンのときは、「カウントイン」ポップアップメニューで録音開始前のカウントイン期間を設定できます。
プリロールを録音:オンのときは、プリロール時間を秒とミリ秒で指定できます。録音する際は、この値が現在のプロジェクト位置から差し引かれます。
-
「カウントイン」ポップアップメニュー:録音開始前のカウントイン時間を設定します。
なし:カウントインなしで録音が始まります。
x 小節:1 小節~ 6 小節(ポップアップメニューから選択します)のカウントインで録音が開始します。
x/4:カウントインの拍子をここで設定できます。この設定は、カウントインが小節をまたぐ場合に便利です。
「テンポチェンジ情報の記録を許可」チェックボックス: 録音モード中のすべてのテンポチェンジが記録されます。
「テイクに自動的に色を付ける」チェックボックス:テイクフォルダの最初のテイク録音にはカラーパレットから選択された色が使用されますが、そのテイクフォルダ内の後続のテイク録音にはそれぞれ異なる色が使用されます。 テイクフォルダ内で使用されるすべての色は、カラーパレット内の同じカラー行から選択され、各テイクの後に定義済みの列数分進みます。
-
「録音が重複する場合」ポップアップメニュー:MIDI 録音またはオーディオ録音が重複したときの動作を設定します。
テイクフォルダを作成:既存の MIDI リージョン上に録音するときに、新規テイクフォルダが作成されます。
選択したリージョンと結合:新規に録音するデータがすべての選択したリージョンに結合されて、1 つのリージョンになります。この処理は、各録音が終了した時点で行われます。
サイクル録音時に結合:サイクルモードで録音するときに、すべてのサイクルパスで録音されたデータを 1 つのリージョンに結合します。サイクルモードではない場合、新たに録音された MIDI リージョンは個別のものとなります(結合されません)。
サイクル録音時にトラックを作成:サイクルモードで録音するときに、サイクルが繰り返されるたびに新規テイクトラックが自動的に作成されます。録音中は、前のトラックが再生されます。
サイクル録音時にトラックを作成してミュート:サイクルモードで録音するときに、サイクルが繰り返されるたびに新規テイクトラックが自動的に作成されます。録音中、前のテイクトラックはミュートされます。
-
「マルチトラックの録音時に自動的にチャンネルごとにデミックス」チェックボックス:複数のソフトウェア音源トラックに録音するときに、レイヤー録音モードとマルチプレーヤー録音モードを切り替えます。
レイヤー録音の場合:受信した MIDI イベントは録音可能なすべての MIDI トラックに送信されます。選択したトラックに MIDI リージョンが 1 つ作成されます。選択したトラックの MIDI リージョンのエイリアスがその他の録音可能なトラックに作成されます。これ以降、「親」の MIDI リージョンに対する編集はすべてのエイリアスに反映され、レイヤー化したすべてのトラックが同一に保たれます。
マルチプレーヤー録音の場合:受信した MIDI イベントは、送信された MIDI チャンネル番号に応じて、録音可能なさまざまなトラックに分配されます。正常に分配されるためには、受信したイベントのチャンネルは録音可能なトラックのチャンネルと一致している必要があります。チャンネル番号の一致するトラックが見つからない場合は、選択したトラックにイベントがルーティングされ、録音されます。お使いの各 MIDI コントローラが別々のチャンネルで送信していることを確認してください。これができない場合は、MIDI インターフェイス上で別々の入力を使い、フィジカルインプットオブジェクトとシーケンサーインプットオブジェクトの間にトランスフォーマーオブジェクトを使って各入力の MIDI チャンネルを変更します。
「詳細」環境設定で「追加オプション」の「オーディオ」が選択されている場合は、以下が表示されます:
-
「オーディオ・レコーディング・パス」ボタン:オーディオ・レコーディング・パスを設定またはリセットするときに使用します。
「設定」ボタン:プロジェクトの外部の録音フォルダを選択または作成できます。
「プロジェクト」ボタン:レコーディングパスをプロジェクトにリセットします。
「詳細」環境設定で「追加オプション」の「MIDI」が選択されている場合は、以下が表示されます:
「MIDI データを削除」チェックボックス:再生時における MIDI バス上の負荷が軽減されるように、コントローライベントが録音中に間引きされます。 これにより、MIDI ポートの少ないインターフェイスで、イベントがたくさんあるアレンジメントの場合でも、トリガタイミングがより正確になります。この機能は、一連のコントローラメッセージの末尾の値を保持する高度なアルゴリズムを使って実際にコントローライベントの時間的な長さを削減しています。