オーディオ・ファイル・エディタの概要
オーディオ編集で日常的に行う作業のほとんどは、メインウインドウとオーディオ・トラック・エディタで実行できます。オーディオ・トラック・エディタは、オーディオ素材に含まれるポップ音やクリック音を除去したり、ループ再生のクロスオーバーポイントを正確に設定したり、位相キャンセルエラーを訂正したりする場合に便利です。
オーディオ・ファイル・エディタでは、オーディオファイル内で音量が急激に大きくなるポイント(トランジェント)を示すトランジェントマーカーを操作します。トラックの Flex タイミング編集をはじめて有効にすると、そのトラックのオーディオのトランジェントが分析されます。ファイル内で検出されたトランジェントにマークが付けられます。
重要: オーディオ・ファイル・エディタで実行する編集および機能のほとんどは、破壊的に行われます。つまり、オーディオファイルのデータが実際に変更されます。実行した編集や処理コマンドを取り消す機能はありますが、オリジナルのオーディオファイルではなく、そのコピーで作業するようにしましょう。
オーディオ・ファイル・エディタを開く
以下のいずれかの操作を行います:
オーディオ・トラック・ヘッダをクリックし、コントロールバーの「エディタ」ボタンをクリックしてから、「ファイル」をクリックします。
メインウインドウでオーディオリージョンを選択して、「ウインドウ」>「オーディオ・ファイル・エディタを開く」と選択します。
プロジェクト・オーディオ・ブラウザで、Option キーを押しながらオーディオリージョンをダブルクリックします。