マップを使う

マップ表示では、MIDI 値の全範囲(0 〜 127)が 128 本の縦棒で示され、変換の状態を視覚的に把握できます。

各棒はそれぞれの MIDI 値に対応しています(この対応関係は変更可能です)。イベントタイプと操作は、選択条件領域と操作領域で設定します。

図。 「トランスフォーム」ウインドウのマップ領域。
  • マップを表示するには、操作領域でポップアップメニューのいずれかを選択します。選択条件が適切でない場合、マップは表示されません。

  • マップは汎用的であるため、ある MIDI を別の値にマップし直すことができます。

  • 受信する MIDI データがどのようなタイプであるかは関知しません。データの値だけに影響します。

つまり、1 つのマップで、たとえばピッチ、ベロシティ、長さなどの受信ノートイベントのを同時に変更できます。

マップの使用例

  • 各棒はそれぞれ 0 〜 127 の値の MIDI ノート番号で表すことができます

  • デフォルトでは、値 1 は値 1、値 15 は値 15 というように、128 本の棒が 1 対 1 で対応しています。これを MIDI ノート番号に当てはめ、60 番の棒を C3(中央の C)にすると、61 番は C#3、62 番は D3 となります。

デフォルト値とマップ後の値は、マップ領域の左下の 2 つのフィールドに表示されます。

  • デフォルト値を変更するには、これらのフィールドの値を直接変更するか、変更する棒を縦にドラッグします。どちらの方法で変更しても、該当するフィールドまたは棒がアップデートされます。

  • たとえば、60 番の棒(中央の C)の値を変更して「マップ先」フィールドに「72」の値が表示されるようにした場合、変換操作を適用したときにこの値が適用されます。

この結果、MIDI ノート番号 60 のメッセージがすべて MIDI ノート番号 72 のメッセージに変換されます(つまり、C3 のノートがすべて C4 にトランスポーズされます)。