詳細ツールおよび追加オプション

「Logic Pro」では、一部の詳細機能の有効/無効を作業スタイルに合わせて切り替えることができます。

「Logic Pro」をはじめて使う場合は、基本機能と簡素なインターフェイスで始めることができます。特に、「GarageBand」を使いなれている場合は、「GarageBand」のほとんどすべての機能と共通していることに気付くことでしょう。

「Logic Pro」をアップグレードすることで、「Logic Pro」の機能と柔軟性を最大限に活用できます。詳細ツールと追加オプションはデフォルトで有効になっていて、「詳細」環境設定パネルの「詳細ツールを表示」チェックボックスと「追加オプション」チェックボックスで制御できます。

詳細ツールを表示する

「詳細ツールを表示」を有効にすると、「Logic Pro」のすべての音楽制作機能が使用可能になります。標準的な音楽制作に必要なすべてのウインドウ、表示、メニュー、およびキーコマンドをアプリケーション内で利用できます。

既存の「Logic Pro」を「Logic Pro X」にアップグレードした場合、「詳細ツールを表示」とすべての追加オプションはデフォルトで有効になります。

追加オプション

「追加オプション」環境設定を有効にすることで、通常の音楽制作では使われない、特殊な作業に必要な追加機能を利用できます。「詳細」環境設定パネルで「詳細ツールを表示」が選択されているときは、以下の追加オプションが表示されます:

  • オーディオ:オーディオ・ファイル・エディタで、オーディオファイルの破壊編集および高度な構成を行います。

  • サラウンド:サラウンド・スピーカー・システムでサラウンド機能(ミキサー内)を使用します。

  • MIDI:エンバイロメントで、MIDI 信号フローを制御し、MIDI データをリアルタイムで処理します。

  • スコア:スコアエディタで追加機能を使用します。個々のリージョンに譜表スタイルを割り当てたり、コードグリッドを作成したりします。

  • コントロールサーフェス:コントロール・サーフェス・アサインメントを作成/編集します。

  • 詳細編集:テンポインタープリタなどの詳細編集機能を使用したり、エイリアスを作成したりします。

「Logic Pro X」にアップグレードすると、既存のプロジェクトで使用されている追加オプションは、プロジェクトを開いたときにデフォルトで有効になります。

「詳細ツールを表示」を有効にする

  1. 「Logic Pro」>「環境設定」>「詳細」と選択します。

  2. 「詳細ツールを表示」チェックボックスを選択します。

追加オプションを有効にする

  1. 「Logic Pro」>「環境設定」>「詳細」と選択します。

  2. 使用したい追加オプションを個別に選択します。

一部の機能は、「詳細ツールを表示」が有効になっているとき、または対応する「追加オプション」のチェックボックスが選択されているときにのみ表示されます。「詳細ツールを表示」が選択されているときにのみ作成または編集できる機能(Track Stack など)がプロジェクトで使用されている場合、その機能を使用している項目は「詳細ツールを表示」が無効のときでも再生されます。